ちょっと変わった修理依頼をいただきました。中古で入手したセルラー版iPad(第三世代)、SIM無し & Wi-Fi環境でご使用なさっていたそうですが、突然アクティベートを促すメッセージが出るようになったので、アクティベーションカードを購入して装着したところ、SIMトレイが引き出せなくなってしまったとのことでした。アクティベートできればSIMカードを入れっぱなしでもよいのですが、アクティベートも出来ないということで、当店へご相談いただきました。このiPadを購入したパソコン屋さんで、細い金属の棒とハンマーでSIMトレイの取り出しを試みたそうで、SIMトレイの周辺が傷だらけになっていました。SIMトレイが抜けなくなった原因は、アクティベーションカードでした。純正のSIMカードより長さが短く、また若干厚みがありました。本体内部SIMトレイ開口部の上側に、アクティベーションカードが引っかかっていました。さらに、SIMトレイ取り出し時にクリップを挿す穴から大量にシリコンスプレーを注入したそうで、本体内部がちょっとした水没状態になっていました。画面左上の表示がおかしいのもその影響です。フロントガラスを開けて、中からSIMカードを押しながらSIMトレイを引き出すという、予想以上の作業になってしまいましたが、無事お使いいただける状態に戻すことができました。当店をご利用いただき、ありがとうございました!今日はこれで修理業務終了です♨

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